いよいよです! 2008年3月29日(土)「高尾山麓ゆっくりドキドキ巡り」

 

 私が所属する高尾パークボランティア会では今年の3月29日に「高尾山麓ゆっくりドキドキ巡り」という自然教室を開催します(申込は締め切りました)。
 当日の午前中は終戦直前に地下工場として掘られた「浅川地下壕」を見学します。見学後、初沢城趾山頂にて昼食。午後は山(公園)の周囲をマップを頼りにミニ・オリエンテーリング感覚でのんびり散策していただきます。歩く時間は午前午後合わせて2時間半程度です。


 午前中に見学する「浅川地下壕」は終戦直前に掘られた地下工場です。本土決戦という無謀な郡部の計画の一環として、陸軍の地下倉庫として土地が強制的に買収され、1944(昭和19)年9月に着工されました。その直後、B29による本土空襲が激しくなったため武蔵野市にあった中島飛行機のエンジン工場として使用されることとなりますが、結局敗戦までの二ヶ月間で10台ほどのエンジンが生産されたそうですが、全くの徒労に終わったことはいうまでもありません。

 この地下壕は三地区(総延長約10キロメートル)に分かれていますが、完成したイ地区の中はトラックが充分に走行できる広さで長さは4800メートルあります。推定1100名の強制連行された朝鮮人労働者の手によって一年足らずで掘られています。ここは戦争の愚行を今も残す貴重な遺跡といえます。

 ここの保存は「浅川地下壕の保存をすすめる会」が行っており、当日の解説も同会の日高さんが協力してくださいます。現在地下壕の中には地震計が設置されている関係上、月に一度しか公開されませんので(イ地区の一部のみ)、今回の見学は非常に貴重な体験となります。




 地下壕見学後は初沢城趾山頂(上の地図・ハ地区の上)で昼食。初沢城の簡単な歴史や、天気が良ければ山からの展望を解説します。初沢山は高尾山の約1/2の高さです。


 その後、初沢城趾や麓のみころも公園内をmapをたよりに、通過ポイントのスタンプを押しながらミニ・オリエンテーリングします。行動は班ごと(全5班)になります。ボランティア会のスタッフはお供しますが、コースの選択はあくまでも参加者同士の話し合いで決定していただきます。時間を競うものではありませんから、各班の参加者の年齢や体調に合わせてゆっくりと散策してください。マップ(下図)は私たちが実踏して作ったオリジナルですから、路の名やポイント名は創作です。地元の方に(めったに遭遇しませんが)聞いても通じませんからご注意!

午後の部出発地点。「初沢城趾山頂」
「杉の沢路」
みころも公園を見下ろす菅原道真公銅像。
「どきどき階段」は落ち葉で滑りやすい。要注意!
鬼太郎峠で展望を楽しむスタッフ。
鬼太郎峠の展望。
「落ち葉坂」から見た「やかた原っぱ」への入口。
'08/2/9 の現地におけるスタッフ企画会。
当日の集合地点・高尾天神社。


 「高尾山麓ゆっくりドキドキ巡り」は高尾ボランティア会の当企画担当スタッフが約一年半かけて練り上げた初めての企画です。八王子城趾や滝山城趾などでの下見をくり返し、最終的にこの場所に決定しました。
  年齢層を限定することなく、私たちの住む土地の歴史を楽しみながら学ぼうという発想のもとにプログラミングしました。
  来年度も続けて開催しますので、今回参加されない方にもぜひ興味を持っていただきたいと願っています。



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